Archive for 6月, 2010
中学生、職場体験終了
金曜日, 6月 18th, 2010今日が最終日、5日間本当によく頑張りました。
「い~ね!に来たことを後悔させてやろう」と思っていましたから、かなりハードな内容だったと思いますが、4人ともとてもよく働いてくれました。
それも、みんなで楽しみながらし、とてもチームワーク良く、見ていても清々しかったです。彼らが、主にこの5日間にしたことは、鶏の卵集め・鶏舎の鶏糞の運び出し・畑に鶏糞の散布・豚の運動場の柵作り・豚の敷き料入れ・竹堆肥の袋詰め・小学校の環境学習に参加でした。
彼らが、この中から何を学んでくれたのかは、未知数ですが、い~ね!もファームbuffoも、間違いなく助かりました。
嫌な顔ひとつ見せず、何でも挑戦した4人に、将来の日本の未来を担ってほしいと思いました。
ぴゅあ菜米を栽培する農家さんの姿
水曜日, 6月 16th, 2010お米は真っ白と思われている方は少なくないのではないでしょうか?精米する前の玄米の状態では、少し熟れが不十分で緑色したコメ、虫がついて黒くなったコメ、割れたコメなど実際にはたくさんの種類があります。
それを精米機に通すことで、ある程度選別され白米になるのですが、希に一粒に黒く点状についたコメが混ざることがあります。そのまま食べてもなんら心配もないのですが、販売するとなるとやはり気になります。これがたとえごくごく希に混じっていたとしても真っ白いコメの中に黒いコメが入るととても目立ちます。これを人の手で取り除くのも大変な作業になってしまいます。ぴゅあ菜米はこの黒くなったコメを取り除く精度の高い機械を通して出荷していますがそれでもわずかに混じってしまいます。
この機械は色彩選別機といいます。文字通り色彩、つまり白と他の色を見極めて、色がついているものだけをはじき飛ばす優れもの。機械の金額も数百万しますが、消費者の皆様に満足して食べて頂くためにはこうした機械も導入していかなくてはなりません。
この色彩選別機、まだ歴史の浅い機械で、性能も日進月歩。九門明集落でぴゅあ菜米の生産に取り組む九門明営農集団ではこれまでも色彩選別機を所有していましたが、今日は、町内の農機具屋さんで行われた、さらに性能が向上した色彩選別機の実演会に参加しました。新機種はやはり選別速度、精度が格段に向上しており、農家さんもその違いに驚いていました。
コメ作りはいくつもの機械を使います。おおまかに言えばトラクター、田植機、コンバイン、乾燥機、脱穀機などがありますが、他にも保冷庫や肥料の散布機など挙げればキリがありません。農家さんはこうした機械を時々更新して、よりよいコメづくりに取り組んでおられます。米価が低迷し全く儲からない職業となった今日において、「作れば作るだけ赤字」と嘆きながらも国民が生きるためにまず第一に必要な「食糧」を供給する責任を負い、手間暇かけて農作業に追われています。もちろん機械の更新も経済的に厳しい状況にあっても、少しでも品質の良いコメを皆さんに食べて頂くために欠くことができません。
ぴゅあ菜米が謳う高品質はこうした農家さんの努力によって保たれています。
さて、梅雨入りしましたが、今日の大朝はスカッと快晴です。今日も農家さんは畦(あぜ)や法面(水田と水田の間の傾斜)の草刈りに追われていました。おいしいお米を秋に収穫するために農家さんのたゆまぬ努力はしばらく続きます・・・
大朝中学校 職場体験学習 二日目
水曜日, 6月 16th, 2010職場体験学習の二日目はあいにくの雨となりましたが、予定通り豚のナナとタックルの柵作りは決行されました。みんなカッパを着て雨の中、雑草が茂った約5m四方を資材で囲み、2頭が運動できる空間を作りました。
1ヵ月ほど前、電気牧柵で囲いましたが、易々と突破され逃げ出す騒ぎがありました。これを受けて、今回は電気牧柵の外側を短管で厳重に囲みました。少々間隔が広いところもあり、逃げ出す予感も少々ありましたが、昼過ぎにひとまず完成となりました。
そしていよいよ、外に放しました。猛ダッシュで突進し、そのまま柵を突き破り、短管の枠もすり抜けまた逃げ出してしまいました。みんなで豚を追い回しなんとか枠の中に戻すことは出来ましたが、最後は短管の周りに板を挟んだりして改良を加え、ようやくというか何とか豚くん達の広場ができました。
雑草が茂った場所も豚くんが走り回ったり、土の中のミミズを食べるため掘り返したりで雑草が目立たなくなりました。豚の除草効果にも期待したいところですね。
中学生達は雨の中、よく一緒にやってくれました。時には牧柵に触れてしまいビリビリしたり、逃げ出す豚に恐怖感を感じたり、大変な一日だったことでしょう。
これに懲りずあしたも頑張りましょう!
大朝中学校 職場体験 受入れ
月曜日, 6月 14th, 2010本日から18日金曜日まで、大朝中学校の生徒4名が職場体験学習に来ています。
4名は野球部所属の男子生徒です。最近の中学生はデカいですね・・・しかも元気がいい!!全員が農業体験を希望してい~ね!にやってきました。
本日は、まず事務局で、活動紹介などを軽くレクチャーし、その後は会員の岩崎菜穂さんが経営する「ファームbuffo」に移動して、平飼いの鶏の世話のお手伝いをしました。
まずは餌やりや水かえ。餌に気を遣っている岩崎さんから餌の配合の特徴などの説明を受けたあと実際に鶏舎一つ一つに餌を運びました。
うっかりして鶏舎の戸をちゃんと閉めなかったため、1羽が逃げ出し番犬のわんこが追っかけ回す緊張の場面も。中学生は「閉めないとどういうことになるかよくわかった・・・」と少々青ざめた表情でつぶやいていました。
その後、産んだ卵を集めたりしました。多いときには1日に180個をを産むそうです。集めるだけでも重労働なんですね。草刈り部隊のヤギ3頭を草場に移動する作業などを体験したり、岩崎さんが取り組む合鴨農法の説明をきいたりして本日は終了しました。
帰って印象に残ったことを聞くと、「お菓子をたくさんもらった・・・」だそうです。無邪気にそう話す子ども達の表情に言葉を失ってしまいました。
さて、晴れれば明日も畜産系が続きます。豚のナナとタックルとふれあう交流広場づくりです。どんな柵ができるか楽しみです。
ぴゅあ菜米、販売終了!ありがとうございました
土曜日, 6月 12th, 2010田植えから20日
木曜日, 6月 10th, 2010ぴゅあ菜米がすくすく成長しています。
昨年、山形県で開催された「あなたが選ぶ日本一おいしいお米コンテスト」で10傑に入った世戸重幸さんらがつくる小枝集落の田んぼです。
今年は天候が安定せず、気温も低めで苗が若干細そうにみえます。でも最近は気持ちいい晴天に恵まれているのでこの後は順調に生育してくれると思います。
農家の方が仰っていましたが、菜の花緑肥を使ったイネは天候の影響を受けにくいそうです。昨年は7月頃、長雨による生育の遅れがいろんなところで聞かれましたが、ぴゅあ菜米はそれほどでもなかったんです。自然界が作る肥料を使った栽培が大切ってことですね。
世戸さんの田んぼを見ると、あぜに沿って水路が作られています。これは寒曳山から注がれる水は冷たくイネの成長にあまりよくないため、この水路を通って外気に触れることで少しずつ暖まり、それが田んぼに広がっていく仕組みになっています。農家の方には当たり前のことですが、長年ここでコメ作りをされてきたからこそできるよりよいコメをつくる技だと思います。
もうすぐ梅雨入りです。清らかな水をしっかり吸って、夏の暑さに備えて欲しいです。